何故!?寝室だけ湿度が高い理由と4つの解決策!!

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梅雨の時期や冬の加湿器を付けた寝室、当然湿度は高くなります。

けど、他の部屋と同じように換気したのに寝室だけ湿度が高いということありませんか?

室温が下がったのに、逆に湿度が上がってしまったということも。

そこで今回は、なぜ寝室の湿度が高くなるのか、温度と湿度の関係、湿度を下げる対策方法を紹介します。

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目次

何故、寝室の湿度が高くなるの?

加湿器を付けているわけでもないのに、他の部屋より寝室の湿度が高くなるってことありますよね。

そこにはちゃんとした理由があるんです。

寝室の湿度が上がる原因

寝室の湿度を上げる原因の一つは体の水分です。

夏でも冬でも、睡眠中は汗をかきますよね。

もちろん呼吸もしています。

こういった汗や呼吸に含まれる水分が寝室に充満し、湿度が上昇するのです。

小さい子供がおねしょをしたら更に上昇の原因となるでしょう。

けど、これらの原因なら何となく想像できている人もいるでしょう。

「換気したら良いんでしょ」なんて思っていますか?

たしかに、換気をすれば湿度は下がります。

けど、しばらく換気して、また閉め切っていると湿度は上昇します。

寝室に人がいなくてもです!

布団が原因

睡眠中にかいた汗や呼吸に含まれる水分を布団が吸収します。

吸収した水分はゆっくりと放湿されていきます。

この放湿された水分も湿度を上げる原因となるんです。

換気をすれば空気中の湿気は外に逃がすことができるでしょう。

でも、布団が抱えている水分までは逃げていきません。

布団の湿気がすべて放湿されてしまうまで換気を続ければ、湿度の上昇を防ぐことができるかもしれませんね。

室温が下がっても湿度が上がる?

寝室の気温が下がっているのに、室温だけが上昇したという経験はありませんか?

ジメジメした感じは無いのに、湿度が異常に高いという状態。

おそらく、気温が高くなると湿度も高くなるというイメージを持っていますよね。

私も以前はそう思っていました。

でも、実は違うんですよ。

換気をされていない状態(室内の水蒸気量が変わっていない状態)で、温度が下がると、湿度が上昇してしまうのです。

どうしてこんなことになるのか、簡単に解説してみましょう。

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室温が下がると、湿度が上がる理由

そもそも、湿度というのは、空気中に含まれる水分量、すなわち水蒸気を割合(%)で表したものなんです。

湿度を説明するなかで「飽和水蒸気量」という言葉があります。

これは、簡単に言うと、”空気中に溶け込める水蒸気の限界量”のことで、温度によってその量が変化します。

気温が高くなれば、飽和水蒸気量も増え、気温が下がると減るんです。

つまり、ある温度で、空気中に溶け込んでいる水蒸気量が、飽和水蒸気量の限界まであると湿度100%となるんです。

 

極端な例ですが、100mlのコップに、50mlの水が入っているとします。

(コップのサイズが飽和水蒸気量、50mlの水が空気中に溶け込んだの水蒸気量です。)

このとき、湿度は50%となります。

気温が下がるということは、飽和水蒸気量が減るということ。

つまり、コップのサイズが小さくなるということです。

仮に、コップのサイズ(飽和水蒸気量)が50mlになったとします。

そして、換気や除湿をしていないので、室内の水蒸気量は変化していないとします。

となると、50mlのコップに50mlの水が入った状態になりますね。

つまり、湿度が100%になったということになります。

 

気温が下がっているのに、湿度が上昇してしまうのは、空気中の水蒸気量の変化が無い状態で、飽和水蒸気量が減ったという事なんですね。

湿度が高いと身体に良くないかも

乾燥しやすい冬は、風邪を引かないように、喉を傷めないようにと室内の湿度を高くしている人も多いでしょう。

適度な潤いは大切ですが、高い湿度を長時間保ち続けると、逆に体に悪影響を及ぼす可能性があります。

加湿器などで部屋の湿度をあげると、窓に結露が出来てきますよね。

空気中の水分だけでなく、布団が吸収した湿気も、そのまま室内に閉じ込めておくとカビの原因となりえます。

カビが成長すると目では見えないほど小さい胞子を飛ばすようになります。

つまり、気づかぬうちにカビの胞子を吸いこんでしまうんですね

こんな環境で生活していると、ぜんそくやアレルギーなど、体に悪影響を与えてしまいます。

湿度を上げて風邪予防をするのは良いですが、寝室にいない間は換気する、結露は拭き取るなど、湿気を室内に留めないようにしましょうね。

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湿度を調節する4つの方法

快適で、衛生的な湿度を保つ方法を紹介します。

湿度を調節する方法1)窓を開けて換気する

一番手軽で、早い方法ですね。

出来る事なら、空気の通り道が部屋の対角線上になると良いです。

風が無い日には、部屋の中を歩き回ったり、扇風機を回したりして部屋の空気を動かしてやりましょう。

快適な湿度よりも、夏場は高く、冬場は低くなるまで換気をしましょう。

部屋を閉めてから湿度の調整するほうが簡単ですよ。

湿度を調整する方法2)炭を置く

部屋に炭を置いておくことで、余分な湿気を吸収してくれます。

といっても加湿器がガンガンに働いている部屋では吸収が追い付かないでしょうが。

夏場であれば、炭が適度に湿気を吸い取ってくれますよ。

脱臭効果もあるので、寝室やトイレなどに置いてみてはどうでしょうか。

湿度を調整する方法3)除湿(ドライ)機能を使う

エアコンのドライ機能を使うのは、夏場だけにした方が良いでしょう。

ドライ機能と言うのは、エアコンが吸い込んだ空気を冷やして、空気中の水蒸気を水に戻します。

そして、そのまま空気のみ吐き出すというものです。

つまり、一度空気を冷やしているので、冷たい空気が吐き出されるのです。

なので、冬にドライ機能を使うと、めちゃ寒くなってしまいます。

湿度を調整する方法4)布団を干す

湿度を調整するというよりも、無駄に湿度が上昇しないことを防ぐと言えますね。

布団を風通しの良い場所に干しましょう。

布団が吸収した湿気を外に出しておくことで、布団が原因で湿度が上がることを防ぎます。

湿気が布団にこもったままだと、カビになったりすることがあるので、衛生的にも良くないですからね。

夏はもちろん、冬でも時々は干して上げましょう。

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まとめ

今回は、寝室の湿度が上がってしまう原因について紹介しました。

  • 睡眠中の汗や呼吸時に吐き出される水分
  • 布団が吸収した湿気(汗や水分)を放湿している
  • 換気をせずに飽和水蒸気量だけが下がっている

冬場であれば湿度が高いのは問題ないでしょう。

喉が乾燥すると風邪もひきやすくなってしまいますからね。

けれど、換気をしたり、結露を拭き取る、布団を干すなどして、湿気が部屋にこもったままにするのは避けましょう。

カビが生える原因になってしまうし、カビが生えてしまうとぜんそくやアレルギーに繋がりますからね。

適度に換気をするなど、長期間、湿気を部屋に閉じ込めないようしましょう。

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