マットレスの裏表って見分けがつけにくいですよね。
自分が表を使っているのかどうか気になりませんか?
もし間違って裏を使っていたらマットレスの効果が半減しているのではないかと不安になってしまいますよね。
実は、マットレスの裏表を見分けるポイントがあるんですよ。
でも、もし今、裏面を使っていたとしても、そんなに心配する必要はありません。
なぜなら、多くのマットレスは両面使えるようになっているからなんです。
そこで今回はマットレスの裏表の見分け方と使い方、マットレスを長持ちさせる方法を紹介します。
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目次
マットレスの裏表を見分けるポイントは?
多くのベッドマットレスには、片面にラベルが張りつけられています。
実は、このラベルが基本的に表面で足側となるんです。
今使っているマットレスのラベルの位置はどうなっていますか?
もし今、裏面を使っていたとしても、すぐに表面に直す必要はありません。
もしかすると、両面仕様(両面使える)のマットレスかもしれないですからね。
まずは片面仕様か両面仕様なのかを確認しましょう。
マットレスの裏表の違いとは?
マットレスには片面仕様と両面仕様という2種類あります。
また、それぞれで表裏の見た目や素材が同じであったり、異なっているものがあります。
表裏があるからといって表面しか使ってはいけないということではありません。
ラベルはただの目印なので、基本的にどちらの面を使っても大丈夫です。
中には表裏で見た目や素材が異なっているマットレスもありますが、その場合でも両面使っても構いません。
これらの多くは主に、季節によって使用面を変えることや、2種類の寝心地を楽しむことを前提にしているものなんです。
表裏の見た目、素材が同じ | 表裏の見た目、素材が異なる | |
片面仕様 | 基本的に両面使っても大丈夫。 裏面を使用すると寝心地が変わることもある。 |
寝心地が気にならなければ、両面使っても大丈夫。 裏面を使用すると寝心地や通気性が悪くなる可能性がある。 |
両面仕様 | 両面使う事を前提としている。 | 両面使う事を前提としている。 表裏で寝心地や通気性などが異なる。 |
今使っているマットレスがどれなのかを調べて、必要なら裏返してみてください。
マットレスの裏表を使う理由は?
マットレスの裏表を使うのはマットレスを長持ちさせることを目的としているんです。
人それぞれ寝姿勢は異なっていて、ほぼ毎晩、マットレスの同じ箇所に重みが掛かってしまいますよね。
いつも同じところに負荷が掛かると、その部分だけへこんでしまったり、スプリングがへたってしまうんです。
だから、負荷が一か所の集中してしまうことを避けるために、マットレスの使う面を変えてあげる必要があるのです。
片面仕様のマットレスで、裏面を使わないという場合には、頭側と足側を逆にしてあげるだけも構いません。
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マットレスを長持ちさせる方法
マットレスを長持ちさせるために、防止すべきことは主に3つです。
- 体重が一か所に掛かることによるへこみ(くぼみ)
- 湿気によるカビ
- 汗などによる汚れ
これらについて具体的にどのような事をするのかを紹介します。
へこみ(くぼみ)防止策
へこみ(スプリングのへたり)防止の基本となるのは、上で紹介したマットレスの裏表、上下(足側、頭側)を時々変えてあげることです。
変える頻度は3ヵ月毎としているメーカーさんが多いようです。
そんなに頻繁には出来ないという場合は、少なくとも半年毎に変えてあげてください。
高いところにあるものを取ったり、掃除するためにマットレスの上に長時間立つのはやめましょう。
最悪な場合、中のスプリングが壊れてしまうかもしれませんよ。
そして意外と気にされていないのが、ベッド(マットレス)の端に長時間座ることです。
立っている状態程では無いですが、寝ている時よりもマットレスの一か所にかかる負荷は大きくなってしまいます。
カビ防止策
マットレスは布団と違って季節によって取り換えたりしませんよね。
基本的に同じ場所にあるので、通気性が良くないと湿気によってカビが発生してしまう事があります。
特に下面が湿っていると気づかぬうちに黒いぽつぽつが発生するかもしれません。
3ヵ月毎にマットレスを裏返すという人もいると思います。
けど、梅雨の時期に3ヵ月間も動かさなかったらカビが生えそうですよね。
なので、月に1回でも良いのでマットレスを立てて、湿気を飛ばしてあげてください。
特に下面に風があたるようにしてあげるのがポイントですよ。
汚れ防止策
マットレスってパジャマやシーツと違って洗濯ができないですよね。
だからこそ、汚れないようにしておくことが大切です。
汚れ防止のためにベッドパッドやボックスシーツを使いましょう。
これなら、ベッドパッドやボックスシーツを洗濯するだけで良いので、マットレスを清潔に保てますよ。
ただし、注意が必要な事もあります。
ベッドパッドやボックスシーツは布団シーツなどを洗濯する時で良いので、一緒に洗濯してください。
ベッドパッドを長期間着けたままにすると、マットレスの上面との間に湿気が籠ってしまうからです。
また、ベッドマットレスの側面は中の湿気を出すために表面(裏面)よりも通気性が良くなっています。
ボックスシーツはマットレスの側面もカバーしてしまうので、通気を妨げてしまうのです。
そのため、ベッドパッドやボックスシーツは時々外して、湿気が籠らないようにしてあげましょう。
マットレスをベッドの上で使っている場合
ベッドでマットレスを使っている場合、マットレスを置く場所の通気性も気にしておく必要があります。
すのこのように板と板の間に隙間が空いているのであればそのままマットレスを置いても大丈夫です。
もし、隙間が無い場合には、通気性が悪いのでベッドとマットレスの間に湿気がこもってしまう可能性があります。
その場合には、ベッドにすのこを乗せて、その上にマットレスを乗せる。
又は、ベッドとマットレスの間に除湿シートを敷く等の対策をしておきましょう。
除湿シートは、時々で良いので交換してくださいね。
マットレスを床に敷いて使っている場合
床に直接マットレスを敷いている場合、ベッドよりも通気性が悪くカビが発生する可能性が高まります。
出来れば、すのこを準備して、その上に除湿シート、マットレスの順で乗せましょう。
すのこと床の間に隙間があるなら、除湿剤を置くのも方法ですよ。
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マットレスはいつ交換するの?
マットレスの寿命はおよそ10年と言われています。
といっても、あくまで目安なので、状態が悪くなったら交換時期と考えてよいでしょう。
では、どうなったら交換した方が良いのか、というと
- スプリングがダメになった時
- へこんでいる箇所がある時
- 身体に合わなくなった時
- 汚れすぎた時
スプリングがダメになった時
寝心地を良くするためのマットレスですが、スプリングがへたってしまうと本来の機能が失われたということですよね。
スプリングが劣化するとギシギシときしむ音がします。
寝返りするたびにきしむ、何だか弾力が無くなった、と感じたら交換時期でしょう。
もし、「音は気にしない、まだまだ使いたい!」ということであれば、敷布団を2重にするなどしてみてください。
マットレスの一か所に掛かる重さを分散してあげると、少しはマシになるかもしれませんよ。
へこんでいる箇所がある時
敷布団やベッドパッドを外してマットレスを手でなぞってみてください。
もし、中央辺りがへこんでいるようなら交換を考えたほうが良いですね。
へこんでいる部分は普段から体重が掛かっている箇所(大抵の場合、腰や背中)である可能性が高いです。
へこんだ部分に体重が掛かると中のスプリングがあたるようになり、腰や背中を痛めてしまうかもしれません。
へこんでいること自体が気にならないのであれば、敷布団を2重にするなどして、スプリングが体に当たらないようにしてあげましょう。
体に合わななくなった時
長年使えるマットレスですが、その間に身体のほうに変化があるかもしれませんよね。
例えば、腰痛を患っている場合では、柔らかいマットレスは使わない方が良いと言われています。
以前は柔らかい寝心地が良かったけど、今では寝起きに腰が痛くなるということであれば、マットレスの交換を考えた方が良いかもしれませんよ。
汚れすぎた時
明らかに汚れがひどい時や、カビが大量に発生している場合には交換した方が良いですね。
横になると口や鼻がマットレスに近づくので、衛生的にも不安です。
マットレスを自力で洗濯や掃除をすることは難しいですし、キレイにしてくれる業者というのも聞いたことがありません。
仮にそういった業者があったとしてもかなりの費用が掛かると思います。
どうしても使い続けたいという場合は、除菌スプレーなどをしっかり吹き付けて、ボックスシーツを2重にするなどしてみてください。
ただし、シーツは頻繁に洗濯しないとカビが移ってしまうかもしれません。
個人的には身体に害を及ぼす前に交換することをお勧めします。
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マットレスの処分方法は?
使わなくなったマットレスって家にあるとかなり邪魔になりますよね。
すこしでも早く処分してしまいたいものです。
マットレスを処分する方法は主に
- 新品購入時に引き取ってもらう
- 粗大ゴミとして捨てる
- ゴミ収集センターまで自力で運ぶ
- 廃品回収業者に依頼する
新品購入時に引き取ってもらう
もしマットレスを買い換えるという事であれば、マットレス購入時にお店に引き取ってもらえるかもしれません。
多くのお店では新品購入の費用だけで、引取りは無料となっているはずです。
ただし、お店や買い換える商品の価格によっては、引き取ってくれない、手数料が発生することもあるので購入前に確認しておきましょう。
「無料で引き取ってくれるなら、今日買います」と交渉してみるの良いかもしれませんよ。
粗大ゴミとして捨てる
粗大ゴミとして処分する場合は、自治体毎の処分方法に従ってください。
詳しい費用や方法は各自治体のホームページで確認できます。
粗大ゴミとして出す場合、マットレスを自分で外へ運び出す必要があります。
女性や高齢者一人では運ぶのは難しいでしょう。
自治体よっては、捨てる時にはマットレスをバラバラに解体しておかなければなりません。
解体には力が必要だし、怪我をする恐れもあります。
そんな時は行政に連絡してみてください。
解体や運ぶ手伝いはしてくれないでしょうが、処分方法についての相談はできると思います。
ゴミ収集センターまで自力で運ぶ
自分でゴミ収集センターまで運ぶのが、処分費用が最も安く済みます。
管轄している行政によりますが、10キロくらいまでなら数百円で済むでしょう。
管轄地域の住民である証明が必要となるので、身分証明書となるものを持って行ってください。(車で持っていくので運転免許証がありますよね)
普通乗用車ではマットレスを運ぶことは難しいので、軽トラやバンなどが必要となります。
ご自身や家族、友人も軽トラやバンを持っていないようなら、レンタカーで借りてきましょう。
レンタル費用はお店によって違いますが、およそ3000~5000円くらいです。
廃品回収業者に依頼する
費用は掛かりますが、自宅まで取りに来てくれるので、最も簡単な方法だと思います。
サイズや業者によりますが、費用はおよそ5000円~15000円位でしょう。
業者に依頼する時のポイントは
- 一般廃棄物処理業の許可を得ている業者に依頼する
- 事前に電話やメールでサイズ等を伝えて見積もりを出してもらう
- 複数の業者から見積もりをもらう
- 手数料が平均相場から明らかに低い業者には依頼しない
- 追加料金が発生するか確認しておく
- 指定日時に取りに来てもらえるか確認する
あまりに費用が安い業者には特に注意が必要です。
後で追加料金を請求されたり、業者が不法投棄している可能性もあります。
依頼者は不法投棄の罪を問われることはありませんが、犯罪者にお金を払っているので気分は良くないですよね。
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まとめ
今回はマットレスの裏表の見分け方とメンテナンス方法について紹介しました。
多くのマットレスは何年も使える耐久性を持っていますが、時々でもメンテナンスしてあげないと、「思ってたよりすぐダメになった」なんてことになりかねません。
そんなに安い物でもないし、処分するにも費用や手間が掛かってしまいます。
大事に使って出来るだけ長く活躍してもらえるように手入れしてあげてください。