日本独自の暖房器具であるこたつ。
こたつをセットで買うと、上から被せる布団と下に敷くラグのようなものがありますよね。
この下に敷くものを中敷きと言いますが、そもそもこれって必要なの?
例えば、ホットカーペットの上にコタツを置くのであれば中敷き要らないんじゃないかって思いますよね。
そこで、今回はコタツの中敷きって何なのか、そして使い方と必要性について紹介します。
目次
こたつの中敷きは何のために必要なの?
こたつの下に敷かれている、ラグや薄い敷き布団のようなものが、こたつの中敷きですね。
何故、この中敷きが必要なのか調べてみると、どうやら3つの理由があるようです。
中敷きの役割1)傷防止
フローリングなどに直接コタツを置くとフローリングを傷つけてしまう可能性があります。
傷を付けないように中敷きを敷くということです。
また、コタツの熱などでフローリングが変色するのを抑える役割もあります。
中敷きの役割2)保温性UP
中敷きの有り無しで断熱性と保温性に差が出てきます。
薄いカーペットなどを敷いている状態であれば、中敷きがあった方が断然暖かいですよ。
中敷きの役割3)電気代節約
保温性が上がるので、設定温度を高くしなくても暖かさを保てることになります。
つまり、電気代を節約出来るということですね。
絨毯があれば中敷きなんて必要無い!?
中敷きの役割はわかったけど、保温性の高い絨毯やカーペットがあれば中敷きは要らないのでは?
なんて考える人もいるでしょう。
たしかに、毛足の長い絨毯やカーペットであれば保温性はあります。
けど、実際にコタツを使ってみると別の問題が見つかります。
コタツで寝転びたい!
通常、コタツに入るときって座椅子に座った状態などが多いですよね。
でも、下に絨毯やカーペットが敷いてあると、ついつい寝転んでしまうものです。
これぞコタツの醍醐味ですからね。
そんなとき、中敷きが無い状態だと床の固さで体が痛くなります。
もちろん、薄い中敷きが1枚増えても床の固さを感じるでしょうが、無いよりはマシです。
絨毯を守る!
保温性の高い絨毯やカーペットであれば中敷きが無くても暖かさを保てるかもしれません。
しかし、そんな絨毯やカーペットって結構高価なものであるはずです。
その上に直接コタツを置くのはオススメしません。
コタツの脚の型がついてしまうのはもちろんですが、これは中敷きを敷いていてもある程度は覚悟しておかなければならないでしょう。
それ以上にコタツの脚が絨毯に擦れてしまうことが問題です。
コタツに入るときや出るとき、コタツの側を通るときなどにコタツが僅かですが動きますよね。
横を歩いて足が当たってしまうこともあるはずです。
そんなときにコタツの脚が絨毯(の毛)を傷つけてしまいます。
中敷きを敷くことは絨毯やカーペットを守ることでもあるんですね。
中敷きを買う時に考えておきたい事
中敷きは、こたつ自身の大きさに100㎝を足したサイズが丁度良いそうです。
特に中敷きを選ぶ時に考えたいのが、「保温性の高い素材なのか」「手入れがしやすいタイプなのか」という事です。
素材によっては保温性が高いがお手入れがしにくい、お手入れがしやすいが、保温性は低い、というものがあります。
自分でこまめにコロコロをかけたり、消臭剤を使えるなら、洗濯しにくくても、保温性で選ぶのが良いでしょう。
素材も、キルト生地などのさらさらタイプと、マイクロファイバーなどのふかふかタイプとがあります。
ちなみに、ホットカーペットタイプのものであれば、座布団などが無くてもお尻が冷えなくて済みますよ。
とは言っても、さすがにホットカーペットを買うのは戸惑いますよね。
そんな時にぴったりなのが、アルミシートです。
アルミシートを中敷きの下に敷くと、熱を逃がさないので暖かさをキープできるのです。
ホットカーペットと比べれば、中敷きとアルミシートを買った方が多少安く済みますよ。
まとめ
こたつの中敷きは、こたつのぽかぽかを支える、縁の下の力持ち的存在。
そんな中敷きの、重要なポイントについてもう一度見てみましょう。
- こたつの中敷きは、フローリングの保護や保温・節電などに有効。
- 中敷きはふかふかした素材のものだとより暖かく感じられる。
- 中敷きの下にアルミシートなどを敷くと、保温性が上がるのでオススメ。
こたつを既に持っている人も、下に敷いている絨毯と中敷きを見直してみては如何でしょうか。