普段と同じような生活をしているのに「なんだか今日は寝つきが悪い」なんて事はないですか?
人は体内時計のリズムや環境が整っている等の条件が揃っていることにより気持ちよく入眠することができます。
その中の一つに「深部体温の低下」というものがあります。
人の体は手足から放熱し、体温を下げることで眠りを促すようになっています。
眠る前の深部体温と入眠時に低下する深部体温との落差が大きいと気持ちよく眠ることができます。
今回は眠る前にできる深部体温を上げる方法をまとめました。
スポンサーリンク
目次
深部体温はすこし上げておく
人は眠ろうとするときに深部体温を下げようとします。
このときに手足の末梢血管を拡張させ放熱をすることで深部体温を下げていきます。
子育ての経験がある方ならわかるかもしれませんが、赤ちゃんの手足が温かくなるのは深部体温を下げて入眠しようとしているからです。
寝る数時間前に深部体温を少し上げることで、深部体温の低下との落差ができ、気持ちよく眠ることができるようです。
以下の方法で、深部体温を少しだけ上げておきましょう。
眠る1~2時間前に軽い運動をする
軽い運動(ウォーキングなど)をすることで血管が拡張され血行がよくなるので放熱が促されます。
ただし、激しい運動をすると深部体温が下がり難くなるので注意が必要です。
眠る2時間前までにぬるま湯で入浴しておく
38℃~40℃くらいのお湯に20分程度浸かりましょう。
熱いお風呂だと交感神経が興奮して覚醒状態となってしまい、寝付けなくなってしまいます。
お布団に入る前に足湯で温める
これも足の血行を良くし、放熱を促すので効果的です。
ストレッチやマッサージをすることでさらに効果を高め、冷え性対策にもなります。
湯たんぽ等で布団を温めておく
電気毛布などで温めるのも良いです。
ですが、眠る前にはスイッチを切りましょう。
身体を温め続けると睡眠中の深部体温の低下を妨げ、眠りに影響を与えてしまいます。
スポンサーリンク
まとめ
眠る前と眠りに入るときの深部体温の落差により寝つきがよくなります。
ポイントは眠る前の深部体温を”ちょっと”だけ上げておくということです。
深部体温を上げすぎると寝付き難くなってしまうので注意しましょう。
- 眠る1~2時間前に深部体温を”ちょっと”だけ上げる
- 眠る時に深部体温を下がり難い環境にしない
ということを意識して生活の中に取り入れてみてください。
季節に関係なく一年を通して寝つきの悪さを改善できると思います。