運動すると眠りにつきやすいという話を聞いたことがあると思います。
しかし、運動する時間と強度によっては逆効果となります。
寝つきを良くする運動の最適な時間と量をまとめました。
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目次
全ての謎は交感神経にあり!
激しい運動を行うと、交感神経が刺激され脳は興奮状態となってしまいます。
寝る前に行ってしまうと、身体は疲れているのに脳は興奮したままという状態になってしまうのです。
- 交感神経:働いている時、ストレスを感じる時、緊張している時等に働く
- 副交感神経:休息している時、リラックスしている時、就寝している時等に働く
通常、交感神経は昼間、副交感神経は夜中に働きます。
同時に働くということはありません。
夜中にも関わらず交感神経が働くと副交感神経がサボってしまって、夜中に眠りにつけなくなってしまうというわけです。
運動はほどほどに
他の可能性としては、身体が運動に慣れていないというのがあります。
普段は運動をしていない人が急に激しく身体を動かすことで、アドレナリンが上昇してしまっているんですね。
普段から身体を動かしている人なら良いですが、そうではない人が急に激しい運動を取り入れると逆効果となってしまいます。
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誰でも出来る快眠への道
では、どうすれば運動しながらも気持ち良く眠れるようになるのか?
激しい運動は夕方までに
運動をして疲労がたまっていると眠りにつきやすくなります。
激しい運動をするのであれば就寝する5時間程前には終えておきましょう。
就寝するまでの時間は体をマッサージするなどリラックスタイムを取り入れておきましょう。
軽い運動を生活に取り入れよう
仕事が忙しくて夜しか運動が出来ないという人もいるでしょう。
そういった人は昼間の日常生活のなかで運動を取り入れてみましょう。
- 駅やオフィスでは階段を使う
- 一駅前で降りて歩く
- 眠気覚ましに筋トレやもも上げなどをする
これなら空いた時間に毎日続けることが出来ると思います。
シャワーではなくて湯船へ
就寝2時間前までにお風呂に入りましょう。
お湯の温度が熱くなっていると交感神経が刺激されてしまうので注意しましょう。
38~40℃くらいのお湯に20分ほど浸かって、心身をリラックスさせましょう。
リラックス出来る状態にする
どんなに軽い運動でも、慣れない人には刺激が強過ぎて興奮してしまうことも十分にありえます。
そんな時は自分からリラックス出来るよう工夫するのが良いです。例えば……
- アロマオイル・キャンドルを使う
- ヒーリングミュージックを聴く
- 部屋を少し暗くして読書をする
お酒を飲むのはやめましょう。
寝つきは良くなりますが、眠りが浅くなってしまいます。
続けると、慢性的な睡眠不足となってしまいます。
最悪な場合、不眠症となってしまいます。
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まとめ
夜に激しい運動をすると脳が興奮して眠れなくなってしまいます。
夜に行うのであれば、有酸素運動をしましょう。
就寝2時間前には終えておき、就寝までは心身をリラックスさせましょう。
■寝つき良くするポイント
運動はできるだけ日中に行って疲労を溜めておく
夜に運動する場合は有酸素運動にする
寝る前は心身をリラックスした状態にする