日本では3000万人以上が悩んでいると言われている頭痛。
毎日忙しくて寝不足になっている人もたくさんいます。
あまり眠れてなくて頭が痛いなんてことがありませんか?
けど、その頭痛はほんとに睡眠不足が原因でしょうか?
頭痛の原因として、睡眠不足以外にもストレスや枕が低すぎるなども考えられます。
身近な頭痛として「片頭痛」と「緊張型頭痛」があります。
痛みの症状と照らし合わせて頭痛の原因を特定して対策をとりましょう。
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目次
原因と症状から片頭痛か緊張型頭痛か特定しよう
片頭痛
片頭痛の原因
片頭痛は何らかの理由で脳の血管が急激に拡張した時に引き起こします。
原因として挙げられるのが、睡眠不足、寝過ぎ、疲労、空腹、光や音による強い刺激などです。
また、心身のストレスが解消されたときに血管が拡張されることがあり、休日などに片頭痛がおきることもあります。
片頭痛の症状
肩こりなどから始まり、こめかみ辺りが脈を打つようにズキンズキンとした痛みがあります。
身体を動かす(頭が動く)と痛みが増すことがあります。
吐き気や下痢なども一緒に症状として出ることもあります。
周りの環境(光、音、におい、温度、気圧)の変化にも敏感になり、変化すると痛みや吐き気が増してしまいます。
緊張型頭痛
緊張型頭痛の原因
側頭部、首や肩の筋肉が緊張して血行が悪くなることで老廃物がたまり、周囲の神経を刺激されることで頭痛がおきます。
精神的、身体的に緊張状態にある場合、首や肩が硬直しやすくなります。
また、長時間同じ姿勢をとっている場合も血流が悪くなります。
普段から肩や首が凝る人は要注意です。
筋肉の緊張の他に適応障害やうつ病などの心の病も頭痛の原因となります。
緊張型頭痛の症状
夕方頃から心身に疲れがたまってくると痛みが現れてきます。
首や肩の筋肉のコリからくるものなので、首筋から頭全体を締め付けられるように痛みます。
片頭痛とは異なり、吐き気などの症状はでません。
何週間も慢性化している場合、心の病である可能性を考えましょう。
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片頭痛の対策
痛みが出るときを特定する
どんな時に痛みが出ているかを特定することが対策の第一歩です。
痛みが現れたら1~2時間前から現在までの環境を確認しましょう(上記の寝不足、寝過ぎ、疲労など)。
片頭痛がおきる環境がわかったら、今後はそういった場面に出くわさないようにしましょう。
回避できない場合は対応策を準備しておきましょう。
痛みが出た時の対処
- 血管を収縮させる ⇒ 冷たいタオルなどで痛みのある箇所を冷やしてあげましょう。
- 音や光を避けて休む ⇒ できるだけ静かで暗い場所で横になって安静にしましょう。
緊張型頭痛の対策
血行が悪くなることを避ける
長時間同じ姿勢をとらないようにしましょう。
長時間座って仕事をしている場合、時々首や肩を回す、マッサージなどして緊張をほどいてやることが重要です。
朝起きた時に頭痛がある場合は枕の高さがあっていない可能性があります。
枕が低すぎたり、敷布団と首筋の間が広いと無意識に頭を支えるために首と肩の筋肉を使います。
何時間もこの状態が続くので血行が悪くなってしまいます。
痛みが出た時の対処
- 首や肩の血行を良くする ⇒ マッサージ、蒸しタオルや半身浴などで温めてやることで血行が良くなります。
- リフレッシュする ⇒ 気分転換をして心身のストレスから解放されましょう。緊張状態にある場所から離れてみましょう。
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まとめ
- 原因と症状から片頭痛、緊張型頭痛のどちらであるかを確認する
- 片頭痛の場合、痛い箇所を冷やす。静かで暗い場所で安静にする。
- 緊張型頭痛の場合、マッサージや蒸しタオルで首や肩を温めて血行を良くする。気分転換をする。