タオルケットとよく似た名前の「ガーゼケット」。
タオルケットと何が違うの?そもそもガーゼケットとは何?
ガーゼケットってどんな特徴があるのか、タオルケットとどのように違うのか、ガーゼケットを選ぶポイントをまとめました。
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目次
ガーゼケットとは?
ガーゼケットというのはガーゼ(木綿を織り目を荒く平織りにした布)を3~6重にしたブランケットのことです。(「ガーゼ」+「ブランケット」)
重ねられているガーゼの枚数が多いほど保湿性が高くなるため温かく感じます。
ガーゼケットの特徴
ガーゼケットはタオルケット同様、夏場の掛け布団として利用されます。
ガーゼケットのメリット
夏場に必要な機能を持った優秀な寝具です。
■ガーゼケットの特徴
- 通気性が良い ⇒ 熱がこもりにくい
- 吸湿性が良い ⇒ 睡眠中の汗を吸収する
- 放湿性が良い ⇒ 吸収した湿気を外へ放湿する
また、ガーゼケットを洗濯すると、洗うたびにふんわり感が増していきます。
これはガーゼの繊維がほぐれ、隙間に空気が入ることでボリュームが出てくるためです。
ガーゼケットのデメリット
ガーゼケットのは縫い目を粗く、薄く作られています。
そのため、通気性が良くなっていますが、強度が弱くなっています。
- こすれると繊維が切れて絡まり毛玉になる
- 目が粗いので引っかかったりすることがあり、破れてしまう事もある
ガーゼケットの特徴である優れた通気性(放湿性)は環境によっては寒さを感じてしまうことがあります。
ガーゼがたくさん重なっているものであれば、温かさを保つこともできますが、その分通気性が低下してしまいます。
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タオルケットとの違い
ガーゼケットと比べた場合のタオルケットの特徴です。
タオルケットのメリット
ガーゼケットに比べ比較的安く手に入ります。
なので、複数枚をローテーションで使うこともできます。
乳幼児用に使った際には汗やよだれなどがつくのでたくさん持っておいても損はないでしょう。
バスタオルと同じようなものなので、扱い方を注意することなくガンガン洗濯しても大丈夫です。
乾燥機を使って乾かすことができます。
タオルケットのデメリット
タオルケットは放湿性が低いため、汗を吸収してしまうと身体にまとわりつくような重さとベタツキ感が増してしまいます。
また、生地の種類によりますが、洗濯をすると硬く、薄くなっていく可能性があります。
それに伴って手触り、吸湿性が変わってしまいます。
生地が硬くなったタオルケットを使っていると、
アトピーの人や乳幼児などは肌を傷めてしまう可能性があります。
比較まとめ
ガーゼケットとタオルケットの機能を比較
ガーゼケット | タオルケット | |
通気性 | 〇 | ▲ |
吸湿性 | 〇 | ▲ |
保湿性 | ▲ | 〇 |
放湿性 | 〇 | ▲ |
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ガーゼケットの選び方
私個人のオススメは綿100%、またはリネン(麻)を混ぜたものです。
綿の特徴
- 柔らかい繊維なので肌にやさしい。
- なので、赤ちゃんやお年寄りにオススメ。
- 水洗いできるのでお手入れ簡単。(ただし、洗濯ネットに入れること)
- 洗うと繊維の強度とふんわり感が増す。
- 乾燥機を使うと縮むので天日干ししましょう。
私が考える綿100%のガーゼケットを選ぶ一番のポイントは
「赤ちゃんや敏感肌の人が安心して使えるか」です。
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リネンの特徴
- 綿よりも通気性が優れていて清涼感があるので、体温の高い人(特に男性)にオススメ。
- 汗をかいた肌に触れても張りつかない。
- 綿に比べ素材が硬く、ざらざらしている。
- なので乳幼児やお年寄りの場合、肌を傷つけることもある。
- 女性や子供の場合、冷えすぎることもある。
- 色移りしやすいので、他の衣類などと一緒に洗濯してはいけない。
- 使用前に一度水洗いする必要あり。(毛羽ほこりが出るので)
- 綿よりも縮みやすいので乾燥機は使ってはいけない。
私が考えるリネンのガーゼケットを選ぶ一番のポイントは
「贈り物に出来るか」です。
少々値段が高いので自分ではなかなか買わないと思います。
良いものではあるので、プレゼントであればきっと喜んでもらえます。
まとめ
ガーゼケットはタオルケットに比べ通気性、吸湿性、放湿性に優れているので夏場の掛け布団として使いやすい。
ただし、タオルケットよりも繊維が傷みやすく、値段も高くなってます。
綿、麻のガーゼケットがあるがそれぞれ特徴があり、使う人によってどちらの素材が合うかが変わる。
赤ちゃんや敏感肌の人には柔らかい素材である綿をオススメ。
体温の高い人なんかはより通気性が良く清涼感のある麻が良いでしょう。
自分用だけでなくプレゼントとして贈ってもきっと喜ばれるでしょう。
ガーゼケットの洗濯の仕方はこちらをご覧ください。
